カードの秘密
日本でいう「トランプ」って言葉、海外では通用しないって知ってました?
トランプには、「切り札」と言う意味があり、昔外人がカードゲームをして叫ぶのを聞いて、それをカードと勘違いしたと言われています。
また一説には、ラスベガスのトランプタワーのオーナーでもある ドナルド・トランプ氏が発明したものだと勘違いしている人もいるようです。
さてさて、このカード・・・いろいろと秘密めいたものが隠されているようです。
カードのスーツ(マークのこと)には、、「スペード、ダイヤ、クラブ、ハート」 の4つがあり、数字には 「2~10」 に加えて 「J、Q、K、A」 を 「11、12、13、1」 に置き換えて数えますよね。
では、どうしてスーツは、4種類で、1~13までなのでしょうか?
実は、カードのスーツにはれっきとした意味があるのです。
スーツの由来
カードは、もともと中世の時代に占い師によって作られたもので、スーツにはその時代の
職業の象徴が反映されているんです。
○スペードは、 「剣」 を表し、 「騎士」
○ダイヤは、 「お金」 を表し、 「商人」
○クラブは、 「棍棒」 を表し、 「農民」
○ハートは、 「聖杯」 を表し、 「僧侶」
を意味しています。つまり、スーツは職業を表すものだったんですね。
さらに、カードの「キング」に描かれている王様も、実在の人物がモデルになっているそうなんです。
もともと「絵札」にも貨幣のように人物像を描く習慣があったフランスの名残りでなのでしょうか。
○スペード “K” ・・・ ダビデ王 (ソロモン王の父、古代イスラエル国王)
○ハート “K” ・・・ カール大帝 (シャルルマーニュ、中世のフランク国王)
○ダイヤ “K” ・・・ カエサル (ユリアス・シーザー、古代ローマ国王)
○クラブ “K” ・・・ アレキサンダー大王 (ギリシア時代のマケドニア国王)
おまけに、「クイーン」と「ジャック」にも実在のモデルがいるそうなので紹介します。
○スペード “Q” ・・・ 知恵と勇気の女神パラス
○ダイヤ “Q” ・・・ ヤコブの妻ラケル
○クラブ “Q” ・・・ 女王アルジーヌ
○ハート “Q” ・・・ ユダヤの女戦士ジューディス
○スペード “J” ・・・ デンマークの英雄ホルガー (カール大帝の騎士)
○ダイヤ “J” ・・・ トロイの王子ヘクトル (シャルルマーニュの騎士)
○クラブ “J” ・・・ 円卓の騎士ランスロット (アーサーの騎士)
○ハート “J” ・・・ 英雄ライール (ジャンヌ・ダルクの戦友)
ジャックは「家来」という意味ですが、モデルは英雄ばかりですね。
こうしてみると、4つのキングは西欧文化の四大文明国でもある「ヘブライ」、、「ギリシャ」、「神聖ローマ帝国」、「古代ローマ帝国」を表しているようです。
こうして紐解いていくと、カードにも歴史を感じ興味深いものに感じてきませんか。
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